コンテンツ　//　臓器移植とは・・・　//　提供〜移植の流れ　//　提供病院と移植施設　//　4つの権利　//　法的脳死判定　// 　　　　　　　//　脳死と植物状態の違い　//　献腎移植登録手続　//　HLA検査　//　コーディネーター　//

■臓器移植とは・・・ 臓器移植とは、病気で臓器の働きが弱くなったり、あるいは全く働かなくなってしまい苦しんでいる患者さんに対して、他の人からの臓器を移植して、臓器の働きを回復させる治療方法です。 提供方法 書面による本人の意思表示 家族の同意 提供できる臓器 心臓停止後の臓器移植 (心臓が停止し亡くなってからの提供) 必須ではない ※ただし、親族優先提供の場合は、 書面による意思表示が必要 必要 腎臓・膵臓・角膜 脳死下臓器提供 (法的に脳死と判定された後の提供) 心臓・肺・肝臓・膵臓・腎臓・小腸・角膜 生体間臓器移植 (健康な人からの提供(親族間のみ)) 肺・肝臓・腎臓 ※ 親族優先について ご本人(15歳以上の方)が臓器提供する意思に併せて親族への優先提供を書面により表示します。親族は、配偶者・子ども・父母で移植希望登録している親族が対象となります。 ■臓器提供〜移植までの流れ〜 　事故や病気によって入院されている病院の主治医が、臨床上、脳死と診断した後、書面(臓器提供意思表示カードなど)でご本人(患者さん)が、臓器提供の意思を示されているか、もしくは本人(患者さん)が書面で意思表示をしていなくてもご家族が希望した場合、移植コーディネーターがご家族に対し、脳死や臓器移植に関するご説明を致します。 　ご家族に対して、移植コーディネーターから脳死や臓器移植について詳しい説明をしますが、臓器提供をすすめる話ではありません。　(移植コーディネーターからの説明途中でも、説明を聞きたくない場合には、いつでも断ることができます。) 　説明を受けた後は、ご家族で十分話し合いをしていただき、臓器を提供するかどうかを決めていただきます。提供しないと判断されても不利益な扱いを受けることは一切ありません。 　ご本人(患者さん)の拒否がなく、ご家族の承諾も得られた場合は、法的な脳死判定が行われます。法令の規定にもとづいた厳格な方法で行われ、脳死と判定された時点で死亡となります。(法的脳死判定は2回行われ、2回目の法的脳死判定終了時刻が死亡時刻となります。) 　ご希望があれば、脳死判定を行う際にご家族が立ち会うこともできます。 ※ 心臓が停止した死後に、眼球、腎臓、膵臓の提供をしていただく場合には、法令の規定にもとづいた脳死判定は不要です。 　移植を希望される患者さんは、(社)日本臓器移植ネットワークにあらかじめ登録されています。提供していただく臓器がもっとも適した患者さんに移植されるよう、医学的な基準にもとづいて最終的に移植を受ける患者さんが選ばれます。 　移植手術を行う病院施設から、臓器の摘出を行う医師等が派遣されて、臓器提供者がお亡くなりになった病院で摘出手術を行います。 摘出された臓器は、移植手術を行う病院施設に搬送されて、移植を希望されている患者さんへ移植手術が行われます。お一人からのご提供が、数人の命につながります。 　臓器提供は、善意による無償の提供ですので、謝礼や葬儀費用などを財団が負担することはありません。 　臓器を提供された方(ドナー)と臓器の移植を受けた方(レシピエント)は、時間が経過してもお互いの氏名や住所が明かされることはありません。 　しかし、移植コーディネーターが橋渡し役となって、ドナー家族やレシピエントの思いをそれぞれにお伝えしていくことができます。時に、レシピエントがドナー家族に対してお手紙を書くことがあります。その橋渡しも移植コーディネーターが行っています。レシピエントからお手紙をもらうことを、とても楽しみにしているドナー家族の方もいらっしゃいます。 ■山形県内の臓器提供病院 <脳死下臓器提供ができる病院> ○ 山形大学医学部附属病院(山形市飯田西2‐2‐2） ○ 山形県立中央病院（山形市青柳1800） ○ 山形市立病院済生館(山形市七日町1-3-26) ○ 日本海総合病院(酒田市あきほ町30) ○ 公立置賜総合病院(東置賜郡川西町大字西大塚2000) <心臓停止後の臓器提供ができる病院> 特別な指定はありません。 手術室設備がある病院であればどちらの病院でも可能です。 ■山形県内の移植施設 山形県内にある病院で臓器の移植手術ができる病院は1病院施設で、腎臓移植を行っています。 ○ 山形大学医学部附属病院(山形市飯田西2‐2‐2)