臓器移植について

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法的脳死判定
法的脳死判定は、法の規定に基づいて脳死であることを確認します。

法的脳死判定を行う場合は、判定医が2人以上必要となり、この判定医は、臓器移植に関わらない者で、豊富な経験と必要な知識を持つ医師が行います。

ご家族は希望すると、脳死判定の場に立ち合うことができます。
ハーティ
臓器提供を前提として、法に基づいた判定方法で脳死と判定された場合、法的に死亡となります。法的脳死判定は2回行われ、1回目の法的脳死判定終了時刻より6時間以上時間をおいて、2回目の法的脳死判定が実施されます。
2回目の法的脳死判定終了時刻が、患者さんの死亡時刻になります。

この死亡時刻は、例え法的脳死判定が終了した後に臓器提供の承諾を撤回して取り止めたとしても、時刻の変更はありません。

脳死判定は、以下に示す項目について行われます。
法的脳死判定の項目 具体的検査方法 脳内の
検査部位
脳死の場合の結果 参考
(正常時の反応)
1.深い昏睡 顔面への疼痛刺激
(ピンで刺激を与えるか、
眉毛の下あたりを強く押す)
脳幹
(三叉神経)
痛みに対して
反応しない
眉毛の下には三叉神経が通っていて、強く押すとかなり痛い
大脳 痛みを感じない
2.瞳孔の散大と固定 瞳孔に光を当てて観察 脳幹 瞳孔が直径4mm以上で、外からの刺激に反応がない 正常時には、瞳孔は副交感神経と交感神経のバランス調整によって大きくなったり小さくなったりする
3.脳幹反射の消失 のどの刺激
(気管内チューブに
カテーテルを入れる)
脳幹 咳反射がない=
咳き込まない
脳幹に存在する第2〜第12脳神経全てをチェックできる
(第1脳神経は嗅神経で脳幹にありません)
角膜を綿で刺激 脳幹 角膜反射がない=
まばたきしない
耳の中に冷たい水を入れる 脳幹 前庭反射がない=
眼が動かない
瞳孔に光を当てる 脳幹 対光反射がない=
瞳孔が小さくならない
のどの奥を刺激する 脳幹 咽頭反射がない=吐き出すような反応がない
顔を左右に振る 脳幹 眼球頭反射がない=
眼球が動かない
痛みを与える 脳幹 毛様脊髄反射がない=瞳孔が大きくならない
4.平坦な脳波 脳波の検出 大脳 機能を電気的に最も高精度で測定しても脳波が検出されない 正常時には、神経細胞の情報伝達は、電位の変化(脳波)によって表せる。波がある。
5.自発呼吸の停止 無呼吸テスト
(人工呼吸器をはずして、
一定時間経過観察)
脳幹
(呼吸中枢)
自力で呼吸できない 正常時には、脳幹が呼吸や血圧などの調整を行っている
6. 6時間以上経過した後の同じ一連の検査(2回目)
上記5種類の検査 状態が変化せず不可逆的(二度と元に戻らない状態)であることの確認 絶対に過誤を起こさないための確認。



脳死と植物状態の違い
世界のほとんどの国で「脳死は人の死」とされ、脳死下での心臓、肝臓、肺、腎臓などの移植が日常の医療として確立されています。しかし、日本の臓器移植法では、臓器を提供する意思がある場合に限って「脳死を人の死」としています。

「脳死」とは、呼吸・循環機能の調節や意識の伝達など、生きていくために必要な働きをつかさどる脳幹を含む、脳全体の機能が失われた状態です。事故や脳卒中などが原因で脳幹が機能しなくなると、二度と元に戻りません。薬剤や人工呼吸器などによってしばらくは心臓を動かし続けることもできますが、やがて(多くは数日以内)心臓も停止してしまいます。

「植物状態」は、脳幹の機能が残っていて、自ら呼吸できる場合が多く、回復する可能性もあります。


脳死と植物状態は、根本的に全く違うものなのです。
脳死と植物状態の違い


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